2021/10/23(土)BRAZIL
恒例の午前10時の映画祭11
今年は、すでに7月の「2001年宇宙の旅」を
鑑賞していたが、もう一本予定していたものがある。
オンタイムで観てなかった
テリー・ギリアム監督作
「未来世紀ブラジル」だ。
「ブレードランナー」とともに
間違いなく、80年代を代表する
SF映画の金字塔である
一昨日、ギプス状態の足を引きずって^^;
いつもの映画館へ出向いた。。
この映画ももうビデオで何度も見ていて
話しの筋はわかっているので
意識して細かいところを確認しようと。。。
インパクトある印象は「ダクト」と
主演のジョナサンプライスの
強烈なキャラクター
顔がアップになると、なんか笑ってしまう
全体的に暗めで閉塞感のある映像の中
「モンティパイソン」メンバーである監督の
ブラックでシュールな珠玉?の「ギャグ」が
全編ちりばめられているのも
刺さっている理由だ
さらに。。。
今回の上映は140分超えの上映時間だったので
例の悲劇的なエンディング版だ
配給会社ともめたことで有名になった
このエンディング
最初に見たときには
あまりにもショックな結末で
割りと強い印象を持ったことは確か
あと最も重要な印象を残しているのは
劇中の音楽
サンバの有名なBGM「Aquarela do Brasil」
この曲は、TVCMなどにも採用されたので
より映画の印象を濃くしていると思う
Now when twilight dims the sky above
Recalling thrills of our love
There's one thing I'm certain of
Return I will
To old Brazil
今 黄昏が空を染め 恋のときめきが蘇る 私は心に誓う きっと戻る あのブラジルへ
全米公開が1985年、日本国内公開は翌1986年
21歳の若造の頃だが
この時期、カルト映画をオールナイトで
よく見まくってた時期なのに
不思議と劇場で見てなかった
また、この監督の前作「バンデッドQ]も
縁がなく劇場で観ていない
なので、いつか劇場で観てやる
と心に誓っていた
やっと念願叶い「観てやった」
ヤケッパチ気味だが
決して無理しているわけではなく
自分の中で心に残るベストな映画だ
生きているうちに劇場で観れて
よかったよかった
2021/07/17(土)何回目かな
完全に終了と思ってたら
今年11回目が開催となった
昨日、「2001年宇宙の旅」を
おそらく30年ぶりぐらいに
スクリーンで観た
この名画だが、もう何度映画館でみたのかな
最初は1983か1984年の80年代前半
会社の先輩に連れられての銀座有楽町だったと思う
たしか、パンフももってるはずなので
あとでしらべてみよう( ..)φメモメモ
でもたしか途中で寝たような記憶が。。。^^;
それから何度か名画座のような場所で
見に行った記憶がある
VHSやDVD化された販売媒体
TVでの放送などを入れると
50回以上は観ているはず
一昨年はクリストファーノーランが監修した
オリジナル原版からの70mmニュープリント版が
国立映画アーカイブで上映され話題になった
これ行きたかったなー
コロナ蔓延の影響があるとわかってたら
絶対に上京して見に行ったのだが。。
とまあこんあ感じで思い入れは強い映画
よくまあ飽きずに見れるもんだと
自分ながらに思うのだが
実は随所話の内容がわかっているだけに
見るたびに新しい細かい発見もあるんだな
今回は、次のような発見が
入場時のBGMも実はサウンドトラックの一部であった
月面移動船で食事中のデッキパネルに、すべて差し替えたとされる「IBM]のロゴが
インターミッション中にトイレにいったが、5分もたっていないのに再開されてた
3部の「JUPITER AND BEYOND THE INFINITE」の光の奔流の場面で寝かけた
この映画に関しては、割と重箱の隅まで情報露出されてるので
おそらく、このようなことマニアには周知のことと思われる
いま自分は事前情報収集せずに映画を視聴することを
モットーにしているのだが
自分で見つける楽しみを今後も満喫したい
おそらく、この映画は、今後も映画館で興行がある都度
足を運ぶと思う。
2020/07/03(金)久しぶりのシアター鑑賞
Seven Samurai
「午前10時の映画祭10」
本日令和初めての天皇誕生日ということで祝日
上映予定を知っていて、かれこれ3か月前から楽しみにしていたんだが
いま、世の中は「新型肺炎」蔓延で不要不急の外出を良しとしない状況
もともと今日の観賞を狙っていたんだが、行くかどうか直前まで悩んで
結局決行することにした
例によって「朝10時」からひとり観賞だ
見た映画は巨匠黒沢明の「七人の侍」4Kデジタルリマスター版
この映画インターミッション(休憩)挟んで207分ある長時間映画だが
インターミッションを挟む映画といえば「2001年宇宙の旅」以来だ
実はこの映画もスクリーンを通してみたことなかったので。。
絵も音声もきれいになって、感動
序盤、農民に雇われることになって、白米の器を受け取る志村喬のシーン
白米がより白く印象的に映り、うまそうに湯気を立てている。。。(ビデオだと気が付かなかった)
農民の左卜全がしゃべっている声、まったく聞き取れなかったが、明瞭に聞こえる
夜中一人敵中に出向いて鉄砲(種子島)を1丁奪い取ってきたあと、木村功に
「あなたは素晴らしい人だ」と尊敬のまなざしで言われたあと、にやっと笑う宮口精二の顔
そして有名なラスト、志村喬の「勝ったのはあの百姓たちだ」
きれいになった白黒の映像と明瞭となった音響の中で
もうなにもかもが輝いて見え、知らず知らずのうち泣けてきた。。
とりあえず、自分が生きているうちにこの間違いない名作をスクリーンで
観賞できたことに感謝!
2019/09/30(月)「砂の器」をスクリーンで見る
休暇を利用して70年代の名作映画をデジタルであるが
スクリーンで見たく、わざわざバスに乗って映画館へ
足を運んだ
その映画は、松本清張原作、脚本橋本忍、名匠野村芳太郎監督の
「砂の器」
もう何度も見ている超大好きな映画だが
実は映画館で見たことがない
特に素晴らしい傑作娯楽映画を選び、全国の映画館で
1年間にわたって連続上映する「午前十時の映画祭」
というイベントが10年前からあって、気になっていたのだが
ずいぶん前から、「ニューシネマパラダイス」もしくは「砂の器」
どちらかを見に行く予定をたてていた。
しかし考えてみると、朝の10時という時間帯に映画を見る
というのは今まで経験ないし
朝の通勤時間帯に少しかかるということで
移動手段・方法も吟味しなければならなく
面倒だし、わざわざお金を払って古い作品をみるのもなあ。。。と
ついつい実現を後回しにしていたのが正直なところ
だが、どうやら「午前十時の映画祭」今年が最後ということで
今日少々無理して決行することにした。
9時半ごろ映画館に到着し、ミニシアターの外観を観察
10時に開館、受付で1100円払っていると、結構人が入って列を作っている
ほぼ年配客で、作品の知名度や人気の高さがうかがえた
80名ぐらいのキャパのこじんまりとしたシアタールームで
座った席はほぼ真ん中だったが、20名ぐらいの観覧者を確認
妙に落ち着く。。。
(このぐらいのプライベートなシアタールームを持てないかなー)
内容は勝手知ったるものだったので、デジタル化や音響の面でも
冷静に確認しようと思ったが、ストーリーに引き込まれて
よくわからなかった
(画質は思ったより荒かった感があるなあ)
後半の父子放浪の場面が始めると、隣や後ろの席から鼻をすする音が
みなこの作品に取り込まれているんだね^^;
出演者のセリフや行動ひとつひとつが、怒涛のラストの感動につながっていく
演出や脚本がすばらしいのはもちろん、この映画のために作られた芥川也寸志の音楽が
またすばらしい。
よくこの作品で、犯人に感情移入できない、殺人動機が腑に落ちない
などの冷静な反応や感想・意見を聞くことが多いんだが、それを横に置いといても
圧倒的に描かれる、この父子のおかれた立場や長期のつらい放浪生活の映像と
かくして「宿命」と名付けられた音楽で見せられると
自分でも変だが、すごく琴線に触れ、心を打たれる反則的な映画なのだ
そして、今日初めてわかったことがある
良い映画は「スクリーン」で見ても「ビデオ」で見ても
変わらず良い映画だということ!
2019/07/18(木)Space Oddity
ちょうど「LIFE!(原題:The Secret Life Of Walter Mitty)」
という映画の劇中曲に使われていたDavidBowieのSpaceOddity
映画の内容もよかったし、この曲とストーリーの関連性もあって
耳に焼き付いて離れないところへ、この動画公開があり、超感動した!
Groud Control To Major TOM!
去年亡くなったDavidBowie 自分にとってはほとんど聴かない
ミュージシャンの代名詞だったが
いま70~80年代までの曲を聴くと、結構良いではないか
ということで最近はZiggyStardustあたりをループしてる