2025/10/06(月)本当の国宝

桜坂劇場の会員更新のため

ついでに、前から気になっていた

ドキュメンタリー映画を1本観た

六つの顔

狂言師で重要無形文化財認定者(すなわち人間国宝)である

野村万作(野村萬斎の父親)の芸の極致を映画という手法で

伝える内容だ

狂言を直接観に行ったことがないので

劇中で彼のライフワークという「川上」という演目を

見ることができたことが一番の収穫で

狂言が歌舞伎などより脚光を浴びない理由も

なんとなくわかったような気がする

しかし、表現の手法が違うだけで

古来からの伝統継承し、芸術としての表現を

追求し続けるそのひたむきな

それも90歳を超える年齢の姿勢が

変わらないことに衝撃を受けた

生きているうちに、実際この目で

狂言を鑑賞してみたくなった


ちょうど、数週間前に、沖縄市のシネマプラザハウス

話題の邦画「国宝」も観ているが

こっちは、評判になっている意味は理解できたが

正直、しっくりこない映画だった

長丁場となる話なので

TVドラマで実現したほうがよかったのでは?

2025/06/08(日)Sorcerer

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*1


去年

桜坂劇場で公開している名画を見たくて

会員になったんだが

どういうわけかタイミングがあわず

これまで劇場に足を運ぶことができずにいた

そうこうしていて

先日、劇場側から会員向けの特典として

映画招待券が1枚送付されてきた

今日、思い立ってこの招待券を使うことに。。


1978年公開のウィリアムフリードキン監督作

「恐怖の報酬」を観に行った


この映画

なんと30年たった2018年に

ラスト30分追加された

オリジナル完全版が公開されている

今回観たのは、このオリジナル完全版だ

また実際の映画の原題は「Sorcerer」=「魔術師」

というのも覚えがない

ストーリーはなんとなく覚えているような

聞き伝えで知ってるのか?

実際映画館で観て覚えてるのか?

記憶があやふやだというのもあり

絶対今回観てはっきりさせたい

と思ったわけ






実際に観てみて

やっぱりリアルタイムで

オリジナル版を観てないことを確信

さらにネットの情報から

「スターウォーズ」と公開時期がブッキングし

さんざんな興行成績だったということなんで

あのころ「スターウォーズ」一色の世情だった

ことを考えると

どう考えても観に行ってるはずないと。。


肝心の内容はというと

結局報酬目当てのニトロ配送をすることになった

男4人のそれまでの経緯を映画前半で描いており

単調ではないが、若干だるさがあり

気を付けてないと爆睡する恐れが。。

ロイシャイダーは、たしか前作がジョーズ

だったが、真逆のワイルドな役だなー

などと。。自分の記憶とか経験とかをすり合わせ

しながらなんとか凌いだ^^;感じ

後半は一転、ニトロを積んだトラックでの移送を

中心にハラハラドキドキの展開で

正直面白かったので

そういう意味でも

リアルタイムでこの映画観ていたら

間違いなく覚えているはずだ

まあ、70年代後半の世情がたっぷりと

背景にあるストーリーなんで

今の若い人達にはすごくわかりづらい

映画じゃないかな

桜坂劇場では、公開二日目と

いうこともあったのか

結構客は入っていたが

やはり「名画座」での映画ということで

年齢層が高めだった


桜坂というシュチエーションの中で

映画を楽しむことの不思議さにも

だんだん慣れてきた。。





*1 : ※希望ヶ丘公演から国際通り側を臨む。。那覇タワーがない^^;

2025/03/01(土)虚構と現実

長女夫婦との交流のため

夜池袋で食事することに。。

池袋。。

いつ来ても雑多な人込み

新宿と似てる

落ち合う時間まで余裕があったので

新文芸坐という名画座で

1961年公開 野村芳太郎の「ゼロの焦点」を観た


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何度も映画化やTVドラマ化されている作品なので

話の内容は知っている

なによりもびっくりしたのは

久我美子さんの若いころは

すごく知的美人だったんだということ

それと。。

この映画の表向きの主人公は

久我美子だが

実質犯人役の高千穂ひづるのほうが

主人公のような演出となっているように感じた

松本清張の原作も読んでいないので

ひょっとするとこの解釈があってるのかも

あー

そういうふうに映画を見られるようになったなー



新文芸坐では、来週「砂の器」の上映

関係者トークショーとサイン会があるようで

タイミング悪かったなー

それにしても入館可能までの間

狭いロビーで待ってたんだが

どんどん客が増えていく

やっぱり東京だけある。。。