2024/10/21(月)神のもとへ

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20日深夜、彼女の94年の長い人生が

幕を閉じた

延命のための措置を要求しなかったことで

最後は苦しまずに、眠りについた


もう重いしがらみもなく

つらい痛みも感じず

人の目を気にせず

安らかな気持ちで

永遠の眠りにつけたこと

それだけが嬉しい


なにもできなかった

わけではないが

長い人生を生きてきたのに

知らなくてはいけなかったこと

すごく大事なことが伝わらなかった

それだけは悲しい

2024/10/17(木)老婦の宿題

 
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とうとう

言葉もでてこなくなってしまった

車椅子に座ってもらってることも

痛々しい

だが、表情は険しくなく

手は握り返してくる

視聴覚のない世界で

いま何を考えているのだろう

死んではいない今の状態

ひとりきりで寂しい思いはあるのか

それとも、もうそれすらも超越した

自分の世界に飛んでいってるのか

この人のいままでの人生を思い返してみて

これが幸せだといえるのか

最後まで「親を恨んでいる」

といってたこと

それを覆す意識への転換を

残りの人生の中で実現できなかったこと

それが一番心残りだ

親を恨んだまま昇天してしまうこと

すごく悔やまれるが

生死の境にいると思われる今

この因果と向き合ってくれている

ことを祈るばかりである

2022/12/19(月)Farewell

 

 

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今年はびっくりする訃報が

多い年だ

昨日午後、同僚の奥さんが

急逝されたとの連絡あり

寝耳に水の感

若い時仕事仲間だった彼女

妹のような付き合いかた

だった事を思い出した

残されたお子さん達のほうが

ショックが大きいだろうが

しばらく感傷に耽ける毎日に

なる予感


こういう事でも

年月がたったことを

実感する


合掌


 


2022/11/05(土)できるかぎり

 

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大阪からの来客準備や

従姉の入院なども重なって

週末はよく歩いた

人のために動くというのは

すごく清々しい

頼りにされている実感もあり

精神的にもいい影響がある

ふと考える

数十年後

もしひとりになったとき

社会的にも孤立し

家族や友人達も少ないし

誰も何も頼ってくれることもなく

自分だけの時間を

過ごすようになったとき

はたして自分の存在意義を

見いだせることができるだろうか

こんなことに

意味を見いだせないと

生きていけないのは

悲しいことだが

人間とは

そういう生き物だ

自分じゃないとできない

率先してやれることがある

今はこの事自体に

ただ感謝するしかない