2019/11/02(土)首里城炎上
2019年10月31日未明、先の戦争中に破壊され
復元された首里城が原因不明の火事で全焼
この絵を見た際、絶句
自分でも変だが、すごくショッキングだ
というのも、90年代に復元された首里城へのリスペクト
がそんなになかったから。。
今回炎上した首里城の建物(正殿、南殿、北殿)は
観光の呼び物そのものである、おそらく当時以上の装飾や
そもそも完全な復元が不可能であったこともあって
出来上がりにすごく違和感があったのだ。
そのせいもあってか、復元から20年以上経過しているにも関わらず
有料の首里城に入ったのは、嫁の実家からの来客があった際の
2回しかない。
また世界遺産認定についても一過言ある。
結局復元した上物の建物自体ではなく
石垣や石段、石門など琉球王朝当時の城郭を構成する遺構に対して
の認定だということなのだ。
小学生のころよく龍潭池や守礼門付近で遊んだ覚えがあるんだが
どういうわけか、守礼門をくぐった先の奥のほうに何か
とてつもなく恐ろしいものが存在するイメージがあって
ほとんど近寄らなかったことをよく覚えている。
琉大のキャンパスがあったことも知っているが、外観や色が
暗くなにしろ怖くて近づかなかったなあ
そのころはまさか20年後に周辺が復元されるとは夢にも
思っていなかった。
ところが、報道を見てると、いまはこの復元された首里城付近で
生活に密着した思い出ができている若い人たちがいるのに驚いた
やはり我々の世代の感覚とはちがうんだろう。。当然だが
というわけで、復元後の首里城に特に愛着などがあるわけでも
尊厳さを感じていたわけでもないのだが、さすがに全焼する絵
をまざまざと見せられると。。。。
報道では、早々の再建の声、募金やクラウドファンディングでの
覆工プロジェクトが始まっているようだ
うーん正直自分としては疑問だ
復元の意味が観光での集客(結局金のため)ではないか
設計図や情報がないままの復元が復元といえるのか
国や自治体が支援することと思われるが、また血税で上物を?
(ほかに優先順位の高い税金の使い道あるだろう)
で、建物はもういらないんじゃないか?
観光で見せるのであれば、それこそ今の技術で3D
プロジェクションなどの手段で見せるとかでよいのでは?
再三述べているが、結局当時そのものの建物を復元できる
わけではないのだから